フリーハンド・・・?

エアブラシ マスキングなしのフリーハンド・・・

エアーブラシをやっている人(プロ)の多くは、下書きなしのフリーハンドではなくて、下書きありのフリーハンド。マスキングなしのフリーハンド、オールフリーハンドとかかっこよさげに言ったりします。

最近では下書きがないと私は絵が描けません!と宣言までするようなプロも多くなってきました。
そこが私にとっては寂しいところ・・・。

今、大人の塗り絵というものが流行っていて、それに関した投稿をブログで前にした覚えがありますが、その時はエアーブラシも大人の塗り絵みたいな感じというような話をしていたような気がします。エアーブラシで大人の塗り絵をしたならもっと上手く描けるよ!というような話をしていました。

エアーブラシはスプレーガンが小さくなって繊細な作業が出来るようになったものですが、そのエアーブラシを上手く操って塗り絵をしていけば色鉛筆やペン、筆ではなかなか出来なかった表現(グラデーション等)が簡単に出来てしまうのでもっとスゴイ絵になりますよ!ということなのです。

「私はエアーブラシが単に操れるだけなんです!私はアーティストではなくエアブラシペインターです。」と言う人もいれば、「私はエアーブラシアーティスト!」と自分から言っている人もいます。自分自身のことをどんなふうに言おうがその人の自由だと思うのですが、エアーブラシで単に塗り絵が出来るだけでアーティストって言えるのかな?と私は素朴に思うわけなんです。こんなことを言っている私も今のところ全然アーティストではないのですが、できれば堂々と自分で自分のことを私はアーティストだ!って言えたらなぁと・・・夢をみてそれなりに日々探究(私のオリジナルとはなんだろう?とか絵を描くんだったらどんな絵を?とか)努力しております。やっていればいつかアーティストに!って夢を見ています。

下書きが施してある上から塗り絵をしていけば、位置がわかっているわけですから絵はそれなりに仕上がっていきます。塗り絵の仕方を知っていればそれでOK!ということですが、問題点はその下書きは誰の作品?ってこと。下書きの元になった絵や写真が自分のオリジナルではなく誰かの作品であったなら、塗り絵をしている人はアーティストではなく塗り絵職人とか模写をする人って感じです。模写でもそれで成り立っているのならそれで良いと思うのですが、そんな模写をする人の中でも下書きやトレースを施さないと出来ない人と、下書きがなくても位置を出していける人がいるいうことをここで皆さんに知っていただきたい。下書きがなくても位置を出していくことがある程度出きる人にすれば下書きやポイントあれば作業が楽になりますが、その逆のことを考えた場合は、下書きがないと私は描けません宣言をしなければいけなくなってしまうのです。

エアーブラシは要はスプレー。色の段差もほとんど出ず、少しづつ微妙に色を入れていくことができるので、色を少しづつ入れていけば絵が大失敗していまうということもあまりありません。
またボカシが得意な道具なので人物等の微妙なグラデーションを入れる時等には最適です。
スプレーの先を近づけて色を吹けば細い線にすることも出来ます。スプレーを上手く操れればマスキングや型紙に頼らなくても絵が描けるのです。それが証明出来るのが缶スプレーで壁とかに絵を描いたりするスプレーアート。公共物に落書きとかでなければ立派なアート作品だと思います。

下書きがあるとかないとか、模写?それともオリジナル?とかは、今の私にとってはどうでもいいことで、ここで私が言いたいのはエアーブラシを長年やっている人が本当のエアーブラシの良さに気づいていないということ。気づいていないというよりも、気づいてはいるが出来ないというのが現状なのでは?と私は想像しております。訓練していけばいつかは出来るのことなのですが、まわりからはすでにアーティスト呼ばわりされているので、訓練している途中の下手な絵は世に見せれないという現状。

そんな方、ついには開き直ってしまい、私には絵心はありません!とか、デッサンが上手い人ならともかくとか、下書きトレースの有り無しにはまったく興味は無いとか言ったりして下書きトレースをしている事実に触れないようにする人とか・・・。   そこが私が寂しく感じるところなのです。

私はエアーブラシと出会えたからこそ、エアーブラシがあったからこそ、絵を描く喜びや絵心というのも芽生えてきました。エアーブラシをやっている人の多くが、エアーブラシをはじめたおかげで絵のことについて詳しくなっていったり、絵を描く楽しみをつかんだことと思います。エアーブラシを上手く操れないという苦労もあっただろうけど、そこが楽しいところだったりしたと思うのです。
そこそこ塗り絵は出来るようになった!まだ絵は下手だけどいつか上手くなってやる!って私は思っているのですが、なぜかまわりのエアーブラシ仲間は違う(特に先頭にたってやっている人達)なぜだろう?ってよく考えるようになりました。


話が長くなってきたのでそろそろ〆にしようと思います。
エアーブラシにはいろんなやり方使い方があって、それをどう利用しようと人の自由だと思うのですが、
エアーブラシで絵を描いている人、特にエアーブラシで絵を描くことを人に教えている方ならなおさらもっと絵のことを勉強していくべきだと思うのです。日々の生活に追われてなかなか勉強の時間はとりにくいけど、絵を描くことを人に教える先生として最低限おさえるところがあると私は思っております。又、エアーブラシだからこそ出来る絵の描き方についても研究&TRYしていってほしいと思っているのですが、皆個性ある方&負けず嫌いな方ばかりなのでなかなか・・・ ほとんどが下書きトレースを施した上からのエアーブラシでの塗り絵の仕方を最初からメイン的に教え、仕事にもなるぞー!というような教え・・・。何も無いところから絵を描いていく喜びももっと教えていけばいいのに・・・と私は思っています。

絵を描くことにルールがあっては個性が無くなってしまうので駄目だと思うのですが、エアーブラシならではの絵の描き方については、今いる先生方に是非とも興味を持ってほしいところであり、世に広げていけば良いと思っている部分・・・ でもそれがなかなかなんです。

下書きトレース、他にあらゆる手段をとってのエアーブラシも多いに結構です。
でも、そんなことをしなくてもエアーブラシを使えば上手な絵が描けてしまうということも教えていってほしいと私は思っています。